こんにちは。
最近、親戚の外国人とメールをしているのですが、その際に「work」の使い方を間違えて激怒させてしまった管理人みどりです。
「work」って聞いたら「仕事」っていう意味だと思いますよね!?でも、それ以外の意味もあるんです。
「work」以外で、「job」にも「仕事」という意味があります。
そこら辺を私の体験談を含めて、解説していこうと思います。
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「work」の使い方を間違えて激怒される。
私は、最近、親戚の外国人にスカイプで時々英会話をしてもらっています。
彼は、ケビンという名前のカナダ人です。
でも、彼の都合が悪くなって、英会話が延期になったことがありました。
その時に、延期になったことを彼がメールで謝ってくれたので、私も気にしないでと返信しました。
実際のメールのやりとりは以下です。
このやりとりをみて、下線の部分を訳してみてください。
間違った箇所がわかった人はすごいです^^!わからなかった人は、私と一緒に答え合わせしましょう!
さて、実際にケビンにはどう伝わったのでしょうか。見てみましょう。
以下がこの文の正しい日本語訳です。
このやりとりだと私は怒っているようにみえますが、怒らせたくてこのメールを送ったわけではありません。むしろ、気を使ってメールを書きました。
私は、下記のようにケビンが解釈してくれると思っていました。
謝られたので、「気にしないで!大丈夫だよ!」という気持ちで返信をしようと思いました。
そして、ちょっと気を使って、丁寧に長い文で返信しました。
しかし!!そんな意味では一ミリも伝わっておらず…。気を使うどころか、私が逆ギレしていると思われました(笑)
せっかく、気を使ってメールを送ったのに、ちょっとしたミスでこう伝わっていました(笑)。
その後、ケビンから電話がかかってきて、こっちは楽しく英会話できてると思ってたのにそんな風に思ってたのかい!?ひどい(怒)!!!!と怒られました。
その後、急いで訂正して誤解を解きました(^^;)。英語って難しい…。
「work」より「job」を使うべきだった!?
さて、なぜ誤解されたのでしょうか?
もう一度、問題の英文を見てみましょう。
問題の英語文:Our meeting is not work.
①私がケビンに伝えたかった言葉:
「このミーティング(英会話)は、あなたの仕事じゃないんだから。」
②実際にケビンに伝たわった言葉:
「このミーティング(英会話)は、機能していないんだから。」
なんか、別の意味で伝わっていますね…。
私は「work」を名詞の「仕事」という意味で使ったんですが、ケビンは動詞の「機能する」という意味で使っていると思ったようです。
ここで、改めて「work」の意味を確認しましょう。
【work】の意味
・(ある目的をもって努力して行なう)仕事、労働、作業、努力、勉強、研究、(なすべき)仕事、任務、仕事、務め〈不可算名詞〉
・(自ら)動いて機能[力]を発揮する〈動詞〉
ーweblio英語辞書より
「work」は「仕事(名詞)」だけではなく、「機能する(動詞)」という意味があります。
そして、ネイティブの人は基本的に「work」を動詞として使います。
なので、ケビンは「work」を動詞として捉えました。そして、私が以下のように打ち間違えたと思ったみたいです。
Our meeting is not work.
↓
Our meeting does not work.
(このミーティングは機能していない。)
そもそも、「work」を名詞として使っているのに、前に冠詞(aやtheなど)がないのもおかしいですもんね。余計に動詞に見えちゃいます。
このようにしてケビンに意味が正しく伝わりませんでした。
では、どう言えばよかったのでしょう。
「work」はどちらかというと、名詞では「作業」や「タスク」、動詞では「機能」するというイメージなので、
「仕事」という意味を表したい時は「job」を使うのが適切です。
なので、以下の文が正しいです。
○ Our meeting is not your job.
✕ Our meeting is not work.
ネイティブの人は、「work」を基本的には動詞で使い、名詞として使う場合はネガティブな意味で使います(次の項で説明)。
ネイティブの人は「work」を基本的には動詞で使うので「Our meeting is not work.」という文をみて、「work」が名詞の使われ方をしているとは思いません。
また、「work」は場合によっては「仕事」と訳しますが、別に「仕事」とも限らずもっと広い意味を持つため、意味が色々ある分、相手も勘違いしやすいです。
なので、「仕事」といいたい時は、「job」を使いましょう。
「work」を名詞として使う時
「work」は動詞としてよく使うと言いましたが、名詞としてつかう時もあります。
実際に「work」を名詞で使う場合の例をいくつか教えてもらいました。
名詞として使う時は、大抵ネガティブな意味で使われます。
「work」を名詞として使う時は、あんまりいい状況ではなく、少しネガティブなイメージの時に使うそうです。
以下、例文です。
- I have the work.(私は仕事がある。)
- This is too much work. (もう私いっぱいいっぱい。)
実際の会話を例に見ていきましょう。
①の文は以下のような会話に使います。
仕事で忙しいBさんを、暇なAさんが遊びに誘った時のシチュエーション↓
(今日は海に行ってスイカ割りをして、明日はハイキングに行こうよ!)
(私は仕事があるのよ!そんなことする暇ないわ!)
この場合の「work」は「(なすべき)仕事」という意味で訳すことができます。
②の文は以下のような会話に使います。
引っ越し準備に仕事に忙しすぎるBさんのシチュエーション↓
(昨日は夜遅くまで働いて、その後、引っ越しの準備もして…。私もういっぱいいっぱいだよ…。)
この場合の「work」は、「作業」や「労働」という意味です。
このように、名詞の「work」はネガティブな意味で使います。
「work」は日常的に使う単語で色々な意味があるみたいなので、正しい意味を理解することが大切です。
今回は、自分の体験を元に「work」の単語の意味について書いてみました。これが誰かの役に立つと嬉しいです。
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