この前、子供を実母に預けた時に「子供ちゃん、まだ1歳だけど顔色を伺ってるよ。大丈夫?」と言われました。
この一言は私にとってすごくショックでした。
最近、子供の病気や私の体調不良もあってバタバタしていたので、
ご飯を落としてぐちゃぐちゃにされた時に叱りすぎたかもとか、何度も遊んでと言われた(本やおもちゃを渡してくる)時に体調不良から相手できなかったことを思い出し…
色々と振り返って、とても不安になりました。
もしかしたら、私の接し方は間違ってるんじゃないのか…母としてこれでよいのか…色々と自信をなくしました。
そこで色々と本を読んでみました。
この頃には、何を気をつけたらいいのか。
躾の本とか、脳の発達の本も読みました。
1歳児に顔色伺いをさせるのは母親の私の対応に問題があるのではと思って、調べたり、人に聞いたり。
この記事では私の経験や調べたことを元に、親の顔色を伺う子供が大丈夫なのか(結果的には成長過程での正常な反応なので大丈夫という結論に達しました)について書いていきます。
Contents
1歳の子供が親の顔色を伺う!?
この前、子供を実母に預けた時に以下のことを言われました。
この一言は私にとってすごくショックでした。
最近、子供の病気や私の体調不良もあってバタバタしていたので、
子供からおもちゃや本を渡されても、「ごめんね。ママ体調悪いから少し待ってね。」と言って相手できなかったり(これが1日に2,3回もあった)、
子供がおやつのパンを持ったままハイハイして、床にパンを擦り付けている時に、
「パンカスが床に落ちるし、パンにゴミがつくからやめて!!」と言って泣いている所を無理やり取り上げたり…
私も、疲れていたのでついつい大きい声で強く言ってしまうことが多かったです。
(パンカスが床に落ちても後で掃除すればいいし、ゴミのついたパンを食べた所で死にはしないからよくよく考えれば強く注意なんてしなくてもいいのに…。)
また、子供がトイレに入ってこようとした時は、「汚いから入らない!!」と大きな声で注意してしまったり(トイレはあんまり掃除してないので汚い)…。
子供にとっては、トイレに入ることもパンを持ってハイハイすることも悪気を持ってやってるわけじゃないのに…(その時咄嗟に強く注意してしまって、後で一人で反省して落ち込む)。
それでも私なりに、元気がある時は一緒に遊んだり、
子供の前で笑顔がなくなってるなと思ったら、家事などは極力手を抜いて余裕を持てるように、子供の前で穏やかな雰囲気でいるように心掛けました。
そして、余裕のある時に、なるべく一緒に遊んだり、声をあげて2人で笑ったりして、強く言ってしまうことはあっても、私なりに子供とリラックスした時間がとれるように頑張っていました。
ですが、子供を実母に預けたらそんなことを言われたのでとてもショックでした。
ちなみに、子供が顔色を伺っていたのは遊んでる途中だったらしいです。
2人で遊んでいる時に、急に笑顔が消えて、心配そうに顔を覗き込んでくることが何回かあったそう。
実は私のなんとなく疲れてピリピリした雰囲気に怯えていたのかも…と思いました。
本で躾について調べる
私は必要以上に大きな声で色々と注意してしまっていたかもしれないと思い、
まず、1歳では何を注意すべきなのか、躾について本で調べました。
すると、以下のことが書いてありました。
1歳の頃の躾で叱る時は以下の場合だけ!
・危険なことをした時
・人を傷つけた時
好奇心や興味が広がってくる頃。子供が安全に遊べる場所を作ってあげて、自由に遊べる環境を作ってみて。
と書いていました。
(後、「約束を破った時」というのもありましたが、これはもう少し大きくなってからみたいです。)
これを読んで、パンくずが落ちるのを嫌で注意したことを思い出して余計落ち込みました。
危険なことじゃないのに注意してしまったぁぁと。
本当に…もう、ネガティブモード満載です(笑)。
疲れている時ってなんでも落ち込むから駄目ですね。
ちなみに、これは以下の本のしつけのページにちょこっとだけ書いてました。
保育士さんに聞いてみる
本を読んで余計落ち込んだので、この前あった出来事について、一時保育の時に保育士さんに聞いてみました。
私は、週に1回一時保育を利用しています。(関連記事:【体験談】0歳(8ヶ月)で初めて一時保育に預けた時の話)
その一時保育のお迎えの時、保育士さんに
子供が顔色を伺ったこと、その前に強く注意してしまったり、体調不良でしんどくて相手してあげられなかったことなどを一気に話しました。
そうすると、保育士さんに「体調不良でしんどかったお母さんをみてて、気を使ったんじゃないですか」と言われました。
「体調不良でお母さんがしんどそうにしてたから、他の人に対しても遊んでいる間でも心配そうに覗き込んできたんじゃないですか」と…
保育士さんには、「一時保育中は楽しそうに遊んでいるし普段の様子を見る限りは問題なさそうですよ」と言われました。
「そう思ったなら、これから気をつけてあげたらいいですよ。」とも。
それを聞いて少し安心しました。
後、躾の話も聞きました。
躾については、本で読んだこととまったく同じことを言われました。
「人に危害を加えたり、命に関わるような危ないことでなければ大概のことは大丈夫ですよ」と。
他にも、色々と話を聞きました。
「顔色を伺う」というのは、正常な成長過程らしいです。
1歳になると、脳が少し発達してきてお母さんの反応を見て、大丈夫かどうか判断するそう。
何か行動する時に、お母さんが笑っていたら大丈夫。怖い顔をしていたら、危ない。と判断して行動できるようになるようです。
また、少しだけど自我が芽生えて色々とわかるようになるのだとか。
例えば、1歳まではよく食べていた食べ物を急に食べなくなったり、好きなものでも気分じゃないと食べなかったり。
色々と話して、プロの目線でアドバイスをもらったり、聞いてもらうことで少し安心しました。
「社会的参照」という反応かも!?
保育士さん「顔色を伺う」という反応は正常な成長と言われたので、科学的(?)な根拠がないか色々と調べてみました。
すると、「社会的参照」という言葉を見つけました。
「社会的参照」
社会的参照とは、問題解決場面や行動選択場面において、自分一人の力だけでは意志決定や行動決定がしにくい場合に、周囲の表情や態度、反応を手がかりにして、情緒的な安定を導き、決定を行う能力のことです。
この社会的参照は、1歳前後からみられる。
この言葉を見つけた時に「顔色を伺う」というのは、ひょっとして社会的反応ではないかと思いました。私は、今まで子供が顔色を伺ってきた場面を思い返してみました。
ちなみに、その社会的反応に関する有名な実験はこちらに詳しく書いてあります。
そこで、私は、今まで子供が顔色を伺ってきた場面を思い返してみました。
顔色を伺っている…これは社会的参照?
例えば、たまにベランダで洗濯物を干している時です。
子供は、ベランダに出たいので出ようとするんですが、その前に必ず私の顔色を伺います。
私が笑っているとそのまま出ようとしますが、私が真顔でドスの聞いた声で注意するとそれ以上進みません。
いつも、ベランダを出ようとするタイミングで「ベランダは危ないから出たらだめだよ!」と声をかけているので(マンションなので万が一ベランダから落ちると危ない)、なんとなく出たら駄目な所というのを覚えているのでしょう。
でも、やっぱり気になって出たいので行動する前に私の反応を見てきます。
この反応については、「社会的参照」に当てはまると思いました。
子供は、何が危ないか危なくないかは自分ではわかりません。
どう判断するのかは、周囲の反応を見て決めます。お母さんが怒ってる(=悪いこと)、お母さんが笑っている(=大丈夫なこと)という風に判断するらしいです。
まさにこの行動に当てはまります。
これと同じように、トイレに入る時(入らないようにいつも注意している)や、初めての食べ物を食べる時は私の表情を伺っている気がします。
よくよく振り返ってみると、「初めて」することと、「いつも注意していること」については毎回私の表情を伺ってきます。
でもでも…注意しすぎて怯えてない!?旦那の言葉に救われる。
でも、注意しすぎて怯えていないかや子供の心を傷つけてしまっていないかは心配な所です。
その点について旦那に相談してみると、以下のことを言われました。
この言葉を聞いて、確かに、怯えているのなら嫌なことがあっても泣かずに怖がるはずだし、他人から見て日常的に笑顔でいるはずはないなと思いました。
そして、このやりとりがあって子供が私に怯えているという不安は少し消えました。
何をするにも周囲の反応を伺ったり、嫌なことをはっきり嫌と言えないのは確かに怯えているでしょうし問題があると思いますが、少し顔色を伺うくらいなら、まともな反応で大丈夫かなと思いました。
さいごに
この件があって、色々と悩みました(2週間くらいは引きずったw)が、
少し時間が経ってから改めて客観的に普段の様子をみてみると、
子供は嫌なことは嫌と泣いてはっきり意思表示するし、楽しい時は心から楽しそうに笑います。
この様子をみて大丈夫だなぁだと思いました。
普段は子育てでいっぱいいっぱいで中々客観的になんてみれませんから…少し経って余裕がでてきてから振り返ってみるのもいいかも。
また、旦那さんや保育園の先生などよく子供を預ける人に普段の様子を聞いてみてもいいかも。
子供が様子を伺っていたりすると不安になりますが、普段ちゃんとわがままを言えていたり笑っているのであれば大丈夫だと思います!
調子が悪い時やイライラする時はたまにきつく言ってしまうこともありますが…。
そんな時、私は以下の西原さんの言葉を思い出して、家事などは放棄することにしています(急にでてきたw)。
漫画「毎日かあさん」の西原さんの記事
人間だもの!すべてが理想通りにはいきません!子育てに悩みながら少しずつ改善して頑張る毎日です…!
今回は、私の経験を元に色々と書いてみました。
同じように悩んでいる人の参考に少しでもなれば嬉しいです。